Over Break 第十二話　　A climber and a sprinter

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第十二話　　A climber and a sprinter

じゃぁ頑張って更新します
では続きから…

―クライマー！？そうか大沢脚質クライマーだったんだ。
〈それ脚質のことだ。クライマーってのは主に登山が得意なんだ。お前もう身長止まっただろ？クライマーはあんまり身長があっちゃ駄目なんだ。〉
「さぁて、返信と。」
メールを送信し、天井を見ていたらいつの間にか俺は寝ていた。
まぶたの裏の光景は複数の人数が自転車に乗っている。よく見ると龍峰高校自転車部だ。蘭くん、夜藤さん、十島さん。サポートカーには新口が乗ってる。その後ろに必死でついていく男が二人…。

「薫～起きなさい！！」
「分かってるって！もう起きてる！」
昨日の夢から覚めた俺は気分が良かった。何でかは分からない。
素早く朝ごはんを食べ、俺は出かけた。朝練だ。
「いってくるよ！」

「おはようございま～す！ってあれ？」
部室にはまだ夜藤さんしかいない。
「おはよう。感心だね。休みの日にも学校来るなんて。今日土曜だよ？部活あるなんて知らせてないし。」
―あぁっ！！
なんか変だと思っていた。学校の皆はいつもいる時間にいないし。
龍峰高校は部活よりも勉強に力入れているから土曜日はあまり学校にいく生徒はいない。
「ほんとは休んでてもらいたかったんだけどね。いいや。練習しよっか？」
「はい！」
俺は気分がいいのでそんなことじゃ落ち込まない。というか落ち込む要素が無い。自転車に1日中乗ってられるのだから。
「おはようございます。」
―あ。大沢。間違えたのか？
「あ。やっぱりやってたんですね？」
「大沢君は自分の意思で？」
「あ、はい。自転車に乗りたくなって…。」
―大沢すごいな～。俺も負けてられん！
「じゃあ大沢早く着替えようぜ！」
「ああ！」
俺達が着替えてる最中に蘭くん、十島さん、とメンバーがそろった。
「しゃあ、いくか！」

「大沢の育成、俺に任せてもらいませんか？」
十島さんが夜藤さんに申し出ている。
「うん、そうだね。同じクライマーとして頼むよ。」
「任せてください。」
蘭くんが俺に向かって手招きしている。
「何ですか？」
「大沢ってやつにあんまり口出すんじゃねぇぞ。あいつはお前とは異なるタイプだ。お前の相手は俺がしてやる。こっちに来い。」
「え？じゃあ夜藤さんは？」
「あいつは適当にぐるぐる回ってる。行くぞ。」

「あ…よろしくお願いします。」
「あぁ、じゃあ早速行くぞ。」
「はい。」
十島は大沢を坂に連れて行った。
「ここだ。お前が勝負をかけるところは。」
「勝負？坂で…ですか？」
「そうだ。俺とお前は同じクライマー…。しっかり育ててやる。行くぞ。」

「し…死ぬ…。」
「おい、小僧！何やってんだ！！！」
「だって…蘭くん速すぎ…！」
今俺達は坂を登って下りに挑戦している。
でも下りはとてつもなく怖い。漕げない。でも蘭くんは漕げている。
「まだ漕げなくて仕方ないか。」
これは俺達の地獄の特訓だった。

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【2006/12/1818:00】 Wind is fragrant | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑

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【2006/12/18 19:10】 | # [ 編集]

おはようございます。
薫君、いつものおボケさんだね。
いい味出してるなぁ。
昔は土曜日も学校だったから、ちょっと思い出しました。
大沢君、自転車の魅力に取り付かれたようだね。
次回も楽しみにしています。

バトン頂いてきます☆

【2006/12/19 09:25】 URL | kazu osino #7av6LuR2 [ 編集]

>kazu osinoさん
薫はこのキャラで行きますｗ
土曜日も学校があったんですね～
って俺等もしばらくあったんですがｗ
大沢も頑張らせます！
いつもコメントありがとうございます！

【2006/12/19 17:50】 URL | ドラク #- [ 編集]

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