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高校生慎崎 薫が自転車に魅せられていきます! 慎崎には仲間が増えていく予定です!でもその逆になる可能性も…

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プロフィール

ドラク

  • ドラク
  • 年齢:15歳の中学生です。
    誕生日は8月7日です!
    性別は男
    好きなものは…
    …金!!!
    バスケ

    福山雅治
    BUMP OF CHICKEN
    嫌いなもの
    魚介類が一番…
    この頃炭酸を体が受け付けないです…
    趣味
    バスケをすること
    音楽を聴くこと

    こんな俺ですがよろしくお願いします!!

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ひまわり

いきなりすみません。今日は詩を書きました。

    ひまわり

ひまわりの強い存在
俺を魅了する存在 俺はこのためだけに生きている
必ず水をやる 水色のじょうろで

ある日ひまわりが1本枯れた
その時はなんとも思わなかった でもなんでだろう
今はとても悲しい 悲しくてたまらない

俺は涙を流した 土をその涙で満たす
じょうろはどこだ 水色のじょうろ
俺のこころは空っぽに 俺の体は乾ききった

ひまわりは1本枯れたあとに次々と枯れていった
そのたび俺は涙を流す どれだけ流しただろう
乾ききった俺の体 顔がやつれる
ひまわりはどうなった? 俺が面倒見なければ

ひまわりは枯れている なんでなんだろう
雨降りの広場に俺は立ちすくす
なんでだろう 悲しい どうする
でも光が降り注ぐ その光の先には

小さな芽が生まれている 枯れたひまわりの間に
俺に育てろと言っているのか
仕方ないな 死ぬまで面倒見てやろう
親友の子供だからな


これは正真正銘俺の作品です。下手ですね。これから詩も勉強しよう…。

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第六話  The model of an explosive leg, and an explosive slope

「さぁて…今日も坂に行くか!」
蘭くんはそう叫ぶ。坂ってどんな坂?
「慎崎君はちょっと厳しいかもしれないから、筋トレとかしててもいいよ?どうする?」
夜藤さんは優しい…けど俺は行く!
「行きます!!どんな坂でも走ってみせます!」
そして俺はまだ見ぬ坂へと自転車を漕ぎ出した。

「高…。」
俺達は例の坂についた。
「なんすか…これ?」
「これはね通称龍峰坂って言うんだ。本当の名前は五色山ていうんだけどね。」
「ここらで一番速いチームは俺らだ。ここでは速いチームの名前が付けられる。」
蘭くんと夜藤さんは言う。速い人の名前が付けられるなんて…感動!!ここに俺も名を刻めるのだろうか。
「行くぞ。」
俺達はその坂に登り始めた。

―きつぃ…なんだよこれ。
俺はまだ200mぐらいしか走っていないのに足が痛くなってきた。
「慎崎君大丈夫?」
「あ…はい。」
「猛。ほっとけ。お前は優しすぎる。甘やかしすぎる。」
蘭くんはスピードを上げる。
「…………夜藤さん………蘭くんの…脚質って…何なんですか?」
「蘭の?…スプリンターだよ。得意な所はダウンヒル。」
「ダウン…ヒル?…坂…ですか?」
「そう。普通は下り坂のときにブレーキを掛ける。でも蘭はブレーキを掛けない。それどころか漕ぐんだ。それによって蘭は驚異的な速さを手に入れた。」
蘭くんもスプリンター。俺とは何が違うんだろう。

「お~い。5分後に下るぞ!」
「分かった!今行く!慎崎君は呼吸を整えてゆっくりね。」
「はい…あっそうだ。十島さんの脚質は何なんですか?」
「十島?十島はクライマー。上り坂で力を発揮する。でもくだりは苦てっていう人もいるんだ。十島はまだ分からないけど。」
「クライマー…。」
「よし!下るぞ!!」
「おう!」

―うわっ!こぇ~。蘭くんなんでそんなに漕げるんだ!?
「慎崎君ゆっくりでいいよ!」
今の俺はあの人たちに追いつける自信がない。ゆっくりと降りなければ…。怪我をしたら元も子もない。十島さんは…。
「慎崎遅いぞ。」
喋った!?なんか普通に走ってる。
「まぁ仕方ないな。」
くそ…自分の無力さを知った。

「あ~疲れた!!」
部室に帰ると皆は着替えていた。
「お…疲れ様です。」
「お疲れ!!慎崎く」
「お前基礎体力がなってない。鍛えろ。」
夜藤さんからの言葉を消して蘭くんが言葉を飛ばしてきた。
「腹筋30回、背筋30回、腕立て30回、スクワット30回を一日3セットだ。」
―うぇ。きつくね?
「やらんかったら…沈める。」
死刑宣言!!頑張らねば…。
「かいさ~ん。」
俺はふらふらになりながらも家に帰り、短い時間で筋トレをしようと思ったが、5時間かかった。今日はベットに入るなり寝てしまった。

「おはようございまぁ~す!!」
「おっ!慎崎君今日は早いね!蘭はまだだよ。」
「蘭くんまだなんですか?」
「うん、あいつチャリ漕げば速いからね。」
「そうですか…そういえば!聞いてくださいよ!昨日あんなに坂登ったのに筋肉痛じゃないんです!俺はすごいのかも…」
「調子に乗るな。」
「あっ蘭。」
俺は一発殴られた。
「すみませんすみません!」
「まぁまぁいいじゃないか。じゃぁ慎崎君チャリに乗ってみなよ。」

ぐはっ!!俺は顔を歪めた。
「いてぇ~~~~!!!!」
「自転車は普段使わない筋肉を使うから全然違う所が筋肉痛になるんだ。」
「ということで、お前今日はチャリ乗るの禁止。」
マジデ!?
「そのかわり泳げ。」
「はい?」
「プールでな。」
俺はプール場に連れて行かれて投げ飛ばされた。



第五話  The model of three members and a leg

「に…ににに…新口先輩!!」
「…かてぇ。」
「はい?」
「蘭くん、さんくらいでいい。」
「そうですか…蘭様!!!」
ゴッ!
何か硬いものを投げられたような衝撃が走った。頭を殴られていた。
「すいませんすいません!!蘭くん!」
「そうれでいいんだよ!」
笑いながら部室内にあるいすに腰を掛けた。落ち着いた。そう思っていたのに部室の扉が勢いよく開いた。
「蘭!新入部員だって!!」
「ん?こいつだ。このチビ。」
チビ!?まぁほんとのことだけども。こうはっきり言われると…悲しい。
「後輩なんて初めてじゃん!!」
この人明るい。なんて名前だろうと思ったので俺は思い切って
「副…部長さんですよね?」
「え?ゴメン興奮しちゃって。自己紹介しないとね。僕の名前は夜藤 猛(やとう たける)。えっと脚質はオールラウンダー。」
「無駄だ。何の説明してもこいつ初心者だから。」
「初心者!?よく入ろうという気になったね。」
「いや…ほぼ無理やり…。
「なんか言った?」
「いえ…!」
「俺は聞こえたけどなぁ~。黙っててやるよ。」
笑ってる。この人はどこまで本気なんだろう。
「そうだ…。あと一人部員がいるんだけどね…。今日はいないみたいだなぁ。2年なんだけどさ。」
今日はいろいろと今後の注意などを受けた。走るときは必ずヘルメット着用。自転車は毎日磨く。etc…
「じゃぁ今日は解散!!」
―疲れた!あの人たちのテンションに付いていけるだろうか。でもこれから学校が楽しみになるな。
今日はいつもよりもぐっすり眠れた気がする。

朝。気持ちの良い目覚め。小鳥のさえずり。いい朝だ。そして…
遅刻!!!!
朝はいつもより酷かった。でも頭だけはなおしていったぜ!頭だけは…。

「薫!!!」
俺はまた大沢に呼び出された。毎日酷いな。今日はお前パジャマのままだ、と。
―あぁ~眠い…。なんもやる気起きねぇ~。
パジャマなど気にしなかった。
シャー…キッ!!
―ん?なんだ?自転車?
「おい、こらチビ!!なぁに寝てんだ!!朝練行くぞ。」
―朝練!!!?聞いてないっすよぉ~。
俺はまだ眠いのに頑張ってついていった。
『おい…慎崎自転車部なのかよ。』
『え?やばいの?』
『シラネェのかよ!?結構有名だぜ?』
『そうそう、あのでかい主将な。あれがやばいんだよ。』
なんか聞こえるなぁ…。まぁ関係ないか。
そして俺達は部室についた。
「あっ!おはよう慎崎君!」
―あっ夜藤さんだ。あれ?横にいる人は誰だろう?
「こいつがもう一人の部員だ。名前は…」
「十島 隼人(としま はやと)だ。」
なんか無愛想な人だ。知らない1年相手だったら普通だろうが。
「よろしくお願いします!!」
「…ふっ。」
―笑われた!?まぁいいか。
「おいチビ!用意しろ!」
「はい!」
そして俺は朝日に向かってペダルを漕ぐ。

▲(あれ…慎崎君って体小さいのに妙に合ってるな。)▲は夜藤の心の中です。
▲(むしろ自転車のほうが大きいはず…。そうかっ!手足が長いんだな。)
「ねぇ蘭。あの子スプリンターだよね。」
「そうだ。」
「いい…体だね。羨ましいよ。」
「そうだな…。上げるぞ!!」
蘭君はそういうとスピードを上げた。
「慎崎君は僕らのあとについてきてね!」
「はい。」
―風が気持ちいい。こんなに素晴らしいんだな。前に出よう。
俺は前に出た。けっこうスピードは出ている。
「なっ!慎崎君!前に出ちゃ駄目だよ!」
「え?何でですか?」
「なんでですかって…。風が痛くない?」
「痛くないですよ!むしろ気持ちいいです!」
▲(このスピードだったら普通「風の壁」に弾かれるぞ。)
「ねぇ蘭。自転車乗ってる慎崎君。危ないよ。」
「なんか…危険だな。」
―すげぇ…すげぇ!!
俺はなんかすごかった。
「次の角で引き離す。いけるか?十島。」
「うぃっす。」

ガクガクと脚が震える。
―止まれ!畜生。
「解散!!」
俺は疲れ果てて寝てしまいそうだった。
「慎崎。頑張ってるね。体大丈夫?」
「え?うん大丈夫。」
―新口はやさしいなぁ。これでまた明日頑張れる気がする。
そして俺は家に着いた。

「ねぇ蘭。慎崎君どう思う?」
「速いな。」
「だよね?なんでかな?」
「さぁな…。でも昔から速かったのかもしれない。」
「でも乗れたの最近なんでしょ?」
「らしいな。でもそれが怪我…事故。それが原因で乗れていなかったとしたら?」
「…すごい。」
「あいつにはなんらかの過去がある。」
「そうか…蘭は最初から見抜いてたんだね?」
「…それにあいつのチャリ…ずっとアウターだった(一番重い状態)な。」
「え?」
「ハンドルはドロップ(横から見ると進行方向に伸びてから地面に向けて湾曲しているロードバイク専用のハンドルのこと)、ダンシング(立ち漕ぎ)は一回も無い。」
「なんだよそれ?脚に負担が…。」
「まぁすごいってことだな。」
「…なんか走りたくなった!!行こう!!」
「あぁ…十島もそこにいるだろう!行くぞ!」
「うぃっす!!」



第四話  The model of my leg?

―新口…新口!!
「どうした!!?」
新口は道に座り込んでいる。
「知らない人に…体…触られた。」
触られた!?…なんて羨ましい…じゃなくて卑劣な!!
「どっちに逃げた?そいつは?」
「あっち…。」
新口の指差す方向は自転車を漕いで逃げる男がいた。
―やろぉ!!こっから追いつけるか?走っては無理だ…。自転車を使うしか…。しかし俺は乗れるのか?くそっ!!
考えている暇はないと思い、自転車を取りに戻った。そして男が逃げた方向に自転車の頭を向けた。
「待ってろ、新口。俺が捕まえてくる。」
頭をしっかりと上げ、顔は前だけを見る。ペダルは漕ぐんじゃなく、回す…。バランスをしっかりとって…。行ける!!!
そう…思ったが。俺はバランスを崩して倒れてしまった。
「くそっ!!!」
しかし俺は諦めない。何度も倒れた。もう無理かもと思った。でもそのとき俺の手に暖かいものが当たったんだ。
「慎崎…しっかり!!あの男捕まえてきて!」
新口は倒れそうになる俺を支えてくれた。
「君は前だけ見て。体は自転車がぶれても地面にまっすぐ保つ!信じて!!」
俺はもともと乗れるわけがないんだ。信じるしかない!
 ※自転車は単なる交通手段でしかなかった。
  しかし200年という時の流れによって進化している。
  それはスピード。自転車は完璧すぎる構造的・機械的に完璧。
  よって自転車はその歩みを止めようとしている。
  その更なる進化は今―
  原動力である人間に問われている!      ※漫画「Over Drive」より
「い…くぜっ!!」
ドッ!
―風の音が聞こえるな。自転車ってこんなに速いんだ。
「見え…たっ!」
黒服の男が悠々と走っている。
「らぁ!!」
俺は自転車に乗ったまま男の背中を殴った。
男も俺もそれでバランスを崩して倒れた。
ドクンッドクンッ!
―心臓の音がうるせぇ。男はどうなった?
男は白目をむいて気を失っているようだ。
俺も少し眠るか…。

「…ここは?」
俺が目を覚ますと汚い部屋の中にいた。
「あっ!目ぇ覚ました!」
新口が俺の顔を覗き込んでいる。
「うおっ!」
俺はつい過剰な反応をしてしまった。
「大丈夫?まだどっか痛い?」
「ん?あぁ大丈夫。ここ…部室?」
「うんそうだよ。で。これが私の兄貴。」
そこには細いが筋肉はしっかりついている俺よりは大きな男がいた。180cmくらい?かな。
「お前かぁ~。さくらに痴漢した男ぶっ飛ばしてくれたんだって?ありがとう。」
んな!?先輩から感謝されるなんて!しかも新口のお兄様!
「いや…そんな。」
「で、お前チャリすごいんだってな。さくらから聞いた。」
そうなの!?俺夢中だったから全然分からん。
「そう…なんですか?俺チャリ乗れたの今日が初めてだから…。」
「そうか…。じゃぁ走ってみろ。」
ちょっと待ってよ。お兄様!!
「はっやっく、はっやっく。」
俺は急かされて自転車に乗らされた。ヘルメットもちゃんとつけた。すると新口のお兄様も準備をしている。
「全力で俺について来い。」
マジかよ…。そして俺達は走り出した。

―ちょちょちょ速すぎ!!
新口のお兄様は軽く40キロは出てる。
―くそっ!
「おい、全力で来い!」
カチ
※(ギアを重くしたのか?) ※新口のお兄様の心の中です。
ヒュゥ!
※(今…風が。!)
―よっし。やっと…前に出れた。
「へぇ…お前スプリンターか。」
―スプリンター?
「じゃぁ俺は本気を出すからな。部室まで走って来い。」
ゴッ!
―うわぁ~!はぇ~。ついてける訳ねぇ!

「おう!遅いぞ!」
―いやいやあんたが速いんだよ。
「で兄貴、慎崎の脚質分かった?」
「あぁ…まぁな。お前に言っても分からんだろ?」
「分かるって!」
「こいつは…スプリンターだ。」
「スプリンターって何すか?」
「スプリンターってのは瞬間的に大きな力を発揮でき、平地のゴール勝負に強い選手やピスト競技の短距離種目に強い選手のことだ。」
―全然分からん!
「わかんないでしょ?私もなんだけど…。」
「だから嫌だったんだ。説明1回だけだ。」
―勉強しよう。
「慎崎…だったか。」
「はい。」
「入部を認める。」
―え?
「なんだ、分かってねぇのか?お前には自転車の才能がある。だから入部を認める。」
「は…はい!ありがとうございます!!」
「んじゃぁ自己紹介といくか!俺の名前は新口蘭。女っぽいって言うなよ。」
こうして俺は龍峰高校自転車部の入部が決まった。



第三話  If it carries out what?

「え?」
新口は首をかしげている。
「だ~か~ら~!俺は自転車に乗れないの!」
「へぇ~…。」
…はっ?この状況分かってねぇのか?自転車乗れねぇんだぞ。
「大丈夫大丈夫!大したことじゃないって!」
いやいやいや!何が大丈夫なんだよ!
「じゃぁ今から練習しよっか。」
何で?何で俺なんだ?
「新口!何で俺を自転車部にさせたいんだ?俺よりももっといい体した奴いんだろ!」
少し強い口調で言ってしまった。新口はポーっとしている。
「…悪い。強く言い過ぎた。」
「いいよいいよ。気にしてない!」
これは俺への気遣いか?それともほんとのことか?
「慎崎を誘う理由かぁ~。それはね…。慎崎は心が強そうだからだよ!
はい?何ですかそれ!?
「え…えっ?どゆこと?」
「ん~良くは分からないんだけど…。自転車には普段使う筋肉は必要ないみたい…。自転車はね特別な筋肉を使うらしいんだ。」
「特別な筋肉?なんだそれ?走るの速い遅いは関係ないってことか?」
まぁ確かに俺はあまり100mは速くない。
「うん、そうみたいだね。」
「じゃぁなんで心の強さなんだ?つかなんで俺が心強いって分かんだよ?」
「え…と。」
なんだなんだ?なんでなんだ?
「授業中…慎崎のこと見てたんだ。いけないことだも知れないけど…慎崎ノートに落書きしてたでしょ?」
…そういえば…。暇なとき書いてた…。見られてたっ!!
「そのときの慎崎はね。とても集中してたんだ。慎崎…わざと明るく振舞ってるでしょ?」
うげ…ばれてるなぁ。そう俺はもともと落ち着きがあるらしい。
「1つのことに集中できるってことは心が強いってことなんだよ。」
「そう…なのか。じゃぁ俺は大物になれるってことか?」
「私は…そう思うよ!!!」
「そうか…。俺やってみてもいいかもな。」
「じゃぁやろう!」
俺は自転車をまたいだ。昨日と気持ちが違うせいか、自転車が光って見える。
「自転車に乗れない人ってね単にバランスが悪いらしいの。しっかりと前を見て。ペダルを漕ごうとは思わずに倒れないようにして。」
俺はしっかり前を見て、ペダルを回転させた。
―おっ!行けんじゃねぇか?
しかし俺は焦って倒れてしまった。
「惜しい惜しい!でもちょっとだけ走れたよ!」
「そうか…じゃぁもっと…!」
「でも慎崎、やっぱりバランス悪いみたいだね…。」
カチカチ カチチ
「これでよしっ!ギアを一番重くしたんだ。こうすればペダルを踏むことは考えず、バランスだけとることが出来るよね。」
そうか!じゃぁ行くぜ!!!

ハァッハァッ!!
「だいぶ上達したよ!!でもまだまだ練習しなきゃね!」
「あ…あぁっ!」
「あ!もう下校時間だね…。蘭は今日も外に出てるのかな?」
もう下校時間か…。でもまだやってたいな。
「新口もう帰っていいぞ。俺はまだしばらくやってる。」
「そう?頑張ってね!じゃぁまた明日。」
「おぅ。じゃぁな。」
寂しくなるなぁ…。でも今日はいい日だった。
「キャァッ!!!」
ん?なんだ?新口!!!!



第二話  Can't ride a bike

「兄貴居ないみたい…。じゃぁ借りよっか。」
「あ?今から何すんの?」
「何って…自転車に乗るんだよ?」
―おいおいおい…マジかよ!!
「ちょちょちょ待って!!勝手には駄目だろ!」
「いいっていいって!私マネージャーだよ?」
そうだった…。新口マネージャーじゃん…。俺は覚悟を決めた。
「じゃぁ…足慣らしに校庭走ろっか。」
さぁ早く乗って、と急かされ俺は自転車をまたいだ。
深く深呼吸をする。
「何してんの?あぁ…私も一台持って来るね!」
部室に新口は走っていく。
―走る姿もかわいいなぁ…。新口と一緒に走れるのかぁ…。
また俺は不気味な笑顔を浮かべてしまった。陸上部の女子が俺のことを見ていることには気が付かずに…。
「慎崎ごめぇん!待った!?」
「いやいや、全然!!」
「じゃぁしばらく校庭走って外行こ!!」
俺はその言葉を聞いて我に返った。
―しまった!自惚れてた。このピンチどう乗り切る…。ハッ!そうだ…。
俺はわざとらしく腕時計を見た。
「やっべ。今日大沢と約束してたんだ…。悪い新口。もう帰らな。」
「そっかぁ…。残念だね。じゃぁまた明日。」
「おぅ。じゃぁな!」
―やっべぇ…。危なかった。
俺は今日のドキドキを忘れない…。新口と喋れたことも、授業中立たされたことも、そして自転車に出会えたことも…。
「お兄ちゃん、今日の学校どうだった?」
「高校生に聞くか?そんなこと…。まぁまぁ楽しかったよ…。」

ガバッ!!!
―フッ…今日は目覚ましがなる前に起きたぜ。一晩考えた結果新口に本当のことを言うことを決心した。…んじゃぁ今日も元気よく行くぜ!!
「おはよぉ~う。」
「あら、今日は早いわね…。顔洗ってらっしゃい。」
「ういうい。」
―俺はいつも朝髪型がひどいな…。こんなん女子には見せらんねぇ。
ガチャッ
「お兄ちゃん…今日早いね…。」
あぁっ!言ってる傍から女子が…!妹だけど。
―でもいいか。寝ぼけてるみたいだし。学校の友達には言わんだろ。
カシャッ
「へへ、お兄ちゃんの髪型待ち受けにしヨォ~♪」
あぁっ!!!
「なごみ!!今すぐ消せ!!」
「や~だよぉ。」
「薫!!また遅刻するわよ!!!」
あぁ…。俺のイメージダウンに繋がる行為をしてくれたな…。
俺は今日なんかついてる気がする。いいことがありそうな予感。そんな気がするんだ。

1年7組教室前…行くぜ!!!
「う~すっ!!!」
「おぅ慎崎おはょ…」
ん?今日は皆なんで止まってるんだ?
薫!ちょっとこっち来い!
大沢が呼んでいる。何だ?
「今日かがみ見てねぇのか?ひどいぞ。」
便所の鏡で自分を確認した。ぐはっ!!!!!
髪は起きたまんま。シャツは逆に着てるし、下にはパジャマが見えている。さらにひどい髪型に追い討ちを掛けたのが…歯磨き粉。頭に歯磨き粉が付いている。
「うおおおおおおおおおおお!!!!!」
こうして俺の一日は始まった。

朝のショックで授業は右耳から入って左耳に抜けていった。
―もう…嫌だ。
「慎崎、今日は大丈夫?」
この麗しき声は…新口!!
「ん?あぁ…放課後?大丈夫。それよりさ話…あるんだ。放課後ちょっといい?」
「うん!全然大丈夫。どうせ部活だし…。」
―その部活のことなんだよな…。
放課後までの時間はあっという間だった。
新口と一緒に部室の前まで行った。
―こう一緒に歩いてるといい感じだな。男子の視線感じるけど…。
「話って何?」
「うん…?あぁそうだな。」
しばらく黙ってしまった。
―なんだこれ?こんなに緊張することないのに…。
「あの…俺さ!自転車…乗れないんだ。」



第一話  Opening

『今新たな歴史が生まれようとしています!!!世界最大の自転車レース…ツール・ド・フランス!!この世でもっとも過酷と言われるこのレースでのただいまの1位は…日本人です!!!!その男の名は…。』
    ※ツール・ド・フランスは実際にあるレースです。

ジリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!
―なんだようるさいなぁ…今日休みだろ。
「薫~~~!!起きなさい!!遅刻よ!!」
―なに言ってんだよ母さん…。今日は休み…。
「今日はまだ金曜よ!」
―そんなこと言って…。
苛立ちながらもカレンダーで日にちを確認する。
「ぅげっ!!!マジかよ!!」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…

「母さん!!なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ!!」
俺は母にそういったが…、「あんたが起きなかっただけでしょ!」と跳ね返された。
畜生!!!…そう叫んでから洗面所へと走った。
―髪ボサボサじゃねぇか…。今日は入学してから2日目だってのに…。
慌てていると扉が勢いよく開いた。
「開けんな、バカ!」
「んぁ~…お兄ちゃんいたの?」
こいつは俺の妹、慎崎 なごみ(しんざき なごみ)。中学3年生のガキだ。高校は俺と同じ高校を受けると言っている。
「出てけよ!」
「いいじゃんかぁ~。一緒でもさぁ。」
―なんてマイペースな野郎だ。俺は急いでるのに…。
朝食も摂らずに出かけた。
「いってきま~す!!」
そういや俺の紹介が遅れたな…。
俺の名前は慎崎 薫(しんざき かおる)。入学したばかりの高校一年生だ。
中学の頃は部活無所属…。いや所属はしていたがどのスポーツも俺には合わず、全部辞めてしまった。精神は強いと思うんだけどなぁ。まぁいいか、身長は172cm、体重は56kg。高校生にしちゃ小さいか…。悲しいぜ。と!学校に着いたぜ。じゃぁ今日も一日元気に過ごすか…。行くぜ!!!

俺は1年7組だ。俺の席は教室の廊下側一番後ろ。遅刻しても出席とるまでは分からない場所…。が、今日は出席のほうが早かった。
「慎崎…はやから遅刻か…。いい度胸だぁぁぁぁぁ!!」
ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁ…。午前中は立っていろとの命令。
1限が始まる前俺は座ろうとした。
「慎崎!だめだろう!!」
俺はびっくりして転びそうになった。
「うるせぇんだよ、お前は!!!」
ニヤニヤしながら近寄ってくるのは中学の頃からの親友、大沢 努(おおさわ つとむ)だ。
「これでも心配してんだぜぇ…お前の将来をさ!」
はっはっはっはっはっは…と離れていく大沢の背を見ながら恥ずかしがる俺がいた。
「ねぇ、慎崎。」
今度は違う方向から声がした。
「ん?何だ?新口。」
この女は新口 さくら(にいぐち さくら)。なかなかの美少女だ。父が日本人で母がアメリカ人のハーフだとか…。でもアメリカってのが分かるのは目ぐらいで、顔立ちは日本人だ。
「もう部活決めた?」
「俺は…中学のときも俺に合った部活がなくてさ…。まだ決めてないんだ。」
「そうなの?やったぁ~!
「え?何か言った?」
「ん?ううん何でもないの!それより放課後話したいことあるからいいかな?」
俺はドキッとした。
―マジかよ…入学早々春の予感!?
1限目は何の苦もなかった。放課後への期待のせいだな。と思った。唯一嫌だったことは教科担当の先生に「なんで立ってるんだ?」と聞かれたこと。
2限目から足が辛くなってきた。しかし俺は踏ん張った。放課後の春のために!!!腰を下ろしたら放課後どころか、午後からあとの未来もないかもしれない…。
執念で腰を下ろさず午前を乗り切った。
給食中新口のことが気になって仕方なかった。何度食べ物をこぼしたか…。
午後は何があったか覚えていない。ドキドキとワクワクでさ。
待ちに待った放課後。
「慎崎。ちょっとこっちに来て。」
俺は外に連れ出された。
―告られたらどうする…?新口なら俺は…。
1人ニヤニヤしてしまった。
「さて話しっていうのは…これのことなんだけど…。」
「これ…って?」
「見れば分かるでしょ?自転車。」
―マジかよ!告るんじゃなかっのか…。ちょっと残念…。ん?自転車?
勧誘かな?
「なぁ新口…。これは勧誘か?」
「うん。そうだよ!!」
―おいおい明るく素直に答えたなぁ。まぁかわいいからいいけどさぁ。ブスだったらぶん殴ってたぜ。
「ごめん…。チャリって交通手段だよな。って言っても俺はあんまり乗らないし。」
「でも今部員が3人しかいないんだ!!」
「そんなこといってもなぁ…。新口ってマネージャー?」
「そう…なんだ。部長が私の兄貴だから。助けてあげたくて。」
「…ん~。やっぱり無理。競技でチャリに乗るなんて。」
「どうしてもだめかな…?」
―目潤んでんじゃん…。よしてくれ!そんな目で俺を見るのは…!
「あぁ~~!もう分かったよ。ちょっとだけな。」
「よかったぁ~!!」
新口は笑った。笑ってるほうが何倍もかわいい。泣きそうなとこもかわいかったけど。
「蘭!!見学者連れてきたよぉ~。いないの?」
俺は部室の中に入った。
―きったねぇ~部室だな。ん?何だあれ?
汚い部屋の中に煌くものがあった。
「慎崎。それが競技用の自転車だよ。」
「へぇ~…綺麗だな。」
俺は既にこのときもう自転車の魅力にはまっていたのかもしれない。



初めまして!!!!!

初めまして。
このブログ『Over Break』の管理人のドラクです。どうぞヨロシク!!
このブログを作った理由は前に書いていた小説のアイディアが浮かばなくなってしまったからです…。
なのでこの小説でもう一度挑戦します。
忙しくても頑張ります。よろしくお願いします!!!




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